プログラミング教室?通うくらいなら、独学力を鍛えろ
自分をぶん殴りたくなる瞬間ってありませんか?
例えば、何かを学ぼうと意気込んだはいいけれど、「こんなことも調べられないの?」と己の無力さに打ちのめされる時。
そして、その勢いでプログラミング教室に通おうと思い立つ。
ダメだ。そこ、ぶん殴るべきポイント。
プログラミング教室。
通うだけで何かが劇的に変わると信じている人も多い。
けれど、現実はそう甘くない。
プログラミングのスキルは確かに教室で教えられる。
だが、教室に頼る姿勢そのものが、一番の問題だと気づけるだろうか。
問題はコードじゃない。「解決力」だ。
少し考えてほしい。
プログラミング教室に通う理由はなんだろうか。
「独学だと分からないから」。
「効率よく学べるから」。
「プロが教えてくれるから」。
よく聞く言葉だ。けれど、これらすべてに共通するのは、自分で考えて、問題を解決する力を省略しているということ。
プログラミングはコードを書く技術だ。
しかし、それ以上に大切なのは、自分で答えを探し出す力。
情報収集のスキルがあれば、Googleを使うだけで9割以上の問題は解決できる。
逆に、このスキルがないまま教室で教わった知識を武器にしても、エラーにぶつかった瞬間、無力になる。
その時、誰に頼るのか?再び教室?それともオンライン講師?
独学できる環境にいるのに、なぜやらない?
私が大学時代に初めてプログラミングを学んだ時のことだ。
教科書に頼ったのは最初の1月だけ。
それ以降は分からない単語に出会えば、Googleに聞いた。
バグが出れば、海外フォーラムを徹底的に調べた。
英語が苦手だったが、Google翻訳を駆使して何とか読み解いた。
そのおかげで、「調べれば解決できる」という確信が生まれた。
一方、同じ授業を受けていた友人たちは違った。
教授やTA(ティーチングアシスタント)に頼りきりだった。
「分からない」と感じたらすぐ質問。
その結果、試験前になると、彼らは「どうしても分からないから教えてくれ」と駆け込んできた。
その時、気づいた。
解決力の差が、将来的な価値を大きく左右するのだと。
稼げるエンジニアになるために、今すべきこと
「稼げるエンジニア」になる条件は明確だ。
技術力。コミュニケーション力。そして解決力。
この中で、最も磨きやすいのは解決力だ。
なぜなら、情報収集のトレーニングはすぐに始められるから。
まずは、簡単な課題を設定しよう。
例えば、「JavaScriptでアニメーションを作る方法を知りたい」。
次に、その答えをGoogleで探し出す。
公式ドキュメント、ブログ記事、YouTube動画、どれでも構わない。
答えにたどり着くプロセスそのものが、力になる。
ここで大切なのは、たとえ答えが見つからなくても、「調べた跡」が自分の知識になるということだ。
最後に
プログラミング教室に通うこと自体を否定するわけではない。
ただし、それは「解決力」を自分で鍛えた後の話だ。
教室に通う理由が、「独学が難しいから」ではいけない。
むしろ、独学を最大限に活用し、教室を「更なる加速装置」として使うべきだ。
プログラミング教室が必要だと感じたら、一度立ち止まろう。
その必要性を、「本当に自分が解決できないこと」から生じているのか確かめるべきだ。
もし、単に怠惰から来ているなら、自分をぶん殴ってでも、独学を始めるべきだ。
これが、稼げるエンジニアになるための、最初のステップだ。
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