こちらは、私が東北大学で行った「粘度測定システムの刷新プロジェクト」の事例です。

このプロジェクトでは、もともとBASICで書かれていた粘度測定システムを最新技術に置き換える取り組みを進めました。研究対象は、世界一の精度を誇る粘度測定器でしたが、システムのUIが古く、メンテナンス性にも課題がありました。そこで、.NETによる新たなシステム開発を行い、測定精度と操作性をさらに向上させることを目指しました。

マイコンの置き換えと回路設計

このプロジェクトは単なるプログラムの置き換えにとどまらず、マイコンも最新のものに置き換える必要がありました。マイコン周辺の回路設計からプログラミングまで、すべて一人で担当し、ゼロから設計を見直しました。研究室にはプログラミングができるメンバーが私しかおらず、専門書を片手に試行錯誤を重ねながら進めました。はんだ付け作業中には火傷をするほどの苦労もありましたが、持ち前の探求心で難題をひとつずつクリアしていきました。

最新技術によるシステム性能とUIの刷新

.NETに置き換えたことで、UIは視覚的にわかりやすく刷新され、直感的に使いやすいインターフェースが実現しました。また、最新のマイコンを活用したことで、測定器の全体性能も飛躍的に向上。もともと高精度な測定が可能だったこのシステムは、さらなる精度向上を果たし、世界一の精度がさらに高まるという成果を達成しました。

独力での挑戦と高い成果

このプロジェクトは総じて、独力での挑戦となりましたが、試行錯誤を重ねたことでシステムのパフォーマンスが大幅に向上し、測定器としての価値をさらに高めることができました。最新の技術と自らの経験を組み合わせ、研究の現場に新たな技術革新をもたらしたこの取り組みは、自分にとっても大きな学びとなり、技術者としての成長を感じたプロジェクトでした。

もし、古いシステムの刷新や性能向上、そして計測器の改良に興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください！